日本の住宅の寿命は、メンテナンスの頻度等にもよりますが一般的に30年と言われています。
そこで国は建てた住宅を、快適で安全に使用していくことを目的とした「長期優良住宅」の制度を定め、認定を受けた住宅に対し、税金面での控除や資産価値を上げるなどのメリットを付加しているのです。
一般住宅に比べて、耐久性や耐震性、省エネ性能に優れる等、長期にわたる維持保全の計画が立てられています。
長期優良住宅とZEH住宅は厳しい認定条件からどこの会社でも施工できるとは限りません。
その中で竹口ホームは建設した新築注文住宅の半数以上が長期優良住宅とZEH住宅の認定を受けています。
長期優良住宅とZEH住宅の建設なら竹口ホームに安心してお任せ下さい。
長期優良住宅に必要な条件を満たしているかどうかは、9つの認定基準で判断されます。
一般戸建住宅に適応されるのは9つの基準のうち7項目です。
認定基準 | 内容 |
---|---|
耐震性(耐震 等級2以上) | 極めて稀に発生する地震に対して、継続して利用できるよう改修の容易化を図ること |
省エネルギー性 | 必要な断熱性能などを確保していること |
劣化対策 (劣化対策等級3相当) | 数世代にわたり住宅の構造躯体が使用できること |
維持管理更新の容易性 | 将来を見据えて、定期的な点検、補修などに関する計画が策定されていること |
居住環境 | 良好な景観の形成に配慮されたものであること |
住戸面積 | 良好な居住水準を確保するために必要な規模を有すること |
維持保全計画 | 構造躯体に比べて耐用年数が短い内装や設備について、維持管理を容易に行えること |
Merit01
長期優良住宅は、その高い品質により、世代を超えて持続可能な快適さと安全性を提供します。耐震性に優れているため、地震が発生しても被害を最小限に抑え、修復作業もスムーズに行えます。また、高い断熱性能を備えており、冷暖房の効率が良くなることで、一年中快適な室温を維持しつつエネルギー消費を抑えることができます。
日本の家庭では、断熱性が低いために冬季に寒さによる健康リスクが高まることが指摘されています。高断熱性を備えた住宅では、これらのリスクを大幅に軽減し、健康的な生活環境を実現します。
Merit02
長期優良住宅の認定を受けると、住宅ローンの減税や不動産取得税、登録免許税の軽減など、様々な税制上の優遇を受けることが可能です。これらの措置により、購入や建設の初期コストを軽減し、経済的負担を減らすことができます。
Merit03
長期優良住宅を購入する際には、【フラット35】などの住宅ローンプログラムを利用することで、金利が低下し、初期の返済負担を軽減できます。これにより、より手頃な価格で高品質な住宅を手に入れることが可能になります。
Merit04
高い耐震性能を持つ長期優良住宅は、地震保険料の割引も受けられます。これにより、万が一の災害に備えても、経済的な負担を抑えることができます。
Merit05
長期優良住宅を建設する際には、「地域型住宅グリーン化事業」など、補助金制度の利用が可能です。これにより、環境に配慮した住宅建設を促進し、地域経済への貢献やサスティナブルな住まいづくりを実現できます。
Demerit01
長期優良住宅の認定申請を行う場合、必要書類の作成や手数料に費用が発生します。設計図書類の作成には約20万円、技術審査や認定手数料には5万~6万円が一般的な目安です。また、場合によっては代行申請料が加わることもあります。これらの費用は、資産価値の高い住宅を手に入れるための初期投資と考えることもできます。
Demerit02
高性能を実現するために必要な高品質な材料や設備は、コストが高くなる傾向にあります。このため、長期優良住宅は一般的な住宅と比べて建築コストが高くなる可能性があります。しかし、この高い初期投資は、将来的な耐久性や省エネ効果、災害時の安全性を考慮すると、長期的な視点ではメリットになることが多いです。
Demerit03
長期優良住宅は、定期的なメンテナンスが必要です。これには、建築後の維持保全計画に沿った点検や補修、災害後の臨時点検が含まれます。これらの活動は、住宅の性能を維持し、長期にわたって快適な生活を享受するために不可欠です。メンテナンス履歴の作成と保存は、将来的に住宅を売却する際にも価値を高める要素となり得ます。
ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは、省エネルギー、消費エネルギー、創エネの3つの基準を満たすことで、年間のエネルギー消費量を実質ゼロ以下にすることを目指した住宅を指します。一方、長期優良住宅は、長期間にわたって使用できる耐久性や居住環境の快適性などを基準に認定される住宅です。
ZEH年間の一次エネルギー消費量を創エネを含めて約100%以上削減する住宅。
ZEH+ZEHの基準に加え、一次エネルギー消費量をさらに25%削減し、外皮性能の強化や太陽光発電による自家消費などの要件を2つ以上満たす住宅。
ZEH
OrientedZEH基準を満たしつつ、立地条件などにより太陽光発電が難しい場合に認定される住宅。
Nearly ZEHZEH基準に近いが、創エネ基準が75%〜100%削減と少し低いモデル。
Nearly ZEH+Nearly ZEHの基準に加え、省エネ基準から25%以上削減し、ZEH+と同様の追加要件を2つ以上満たす住宅。
ZEHの目標は、一次エネルギーを使用しない住宅を実現し、地球温暖化対策に貢献することにあります。そのため、BELSのような省エネ性能評価と比較して、ZEHはより高いエネルギー削減を目指しています。長期優良住宅とは異なり、特にエネルギー削減に特化している点が大きな違いです。
地域 | UA值断熱基準 | 一次エネルギー 消費量 (創エネ 含まず) | 一次エネルギー 消費量 (創エネ 含む) |
---|---|---|---|
1・2地域 | 0.4W/㎡K以下 | 20%削減 | 約100%削減 |
3地域 | 0.5W/㎡K以下 | 同上 | 同上 |
4〜7地域 | 0.6W/㎡K以下 | 同上 | 同上 |
Merit01
ZEHは、太陽光発電などの再生可能エネルギーを活用し、年間を通じて消費するエネルギー量を自宅で賄うことを目指します。これにより、電力料金の削減に繋がり、長期的に見て経済的なメリットが大きくなります。
Merit02
ZEHは、化石燃料の使用を減らし、再生可能エネルギーの利用を促進することで、CO2排出量の削減に貢献します。これにより、地球温暖化対策に積極的に貢献できる住宅です。
Merit03
高い断熱性能と気密性を備えているため、外気の温度変化に左右されにくく、一年を通して快適な居住環境を保つことができます。また、省エネルギー設備を導入することで、室内の空気質も向上します。
Merit04
エネルギー効率の高い住宅は、将来的に不動産市場での評価が高まる傾向にあります。ZEHは、省エネルギー性能に優れているため、不動産としての価値が長期にわたって維持されやすいです。
Demerit01
ZEHを実現するためには、太陽光発電システムや高性能の断熱材など、先進的な設備や材料が必要になります。これらの導入には高額な初期投資が必要となり、購入時の費用負担が大きくなりがちです。
Demerit02
再生可能エネルギーの導入や高度なエネルギー管理システムを要するため、システムの設計や管理が複雑になります。これにより、メンテナンスや運用面での手間が増える可能性があります。
Demerit03
ZEHの実現には、十分な太陽光発電量が必要ですが、立地条件によっては十分なエネルギーを確保できない場合があります。例えば、日照時間が少ない地域や、建物の周囲に高い建築物が多い都市部では、目標とするエネルギー自給自足が難しい場合があります。
BELSとは、建物の省エネ性能を評価し、その結果をラベルとして表示するシステムです。
これにより、建物のエネルギー効率の良さを一目で理解することができます。BELSは、すべての建物に対して適用され、エネルギー消費量の削減を目指す建物の評価に役立てられています。
※BELSとは Building-Housing Energy-efficiency Labeling System(建築物省エネルギー性能表示制度)の略称
透明性の向上BELSによって建物の省エネ性能が可視化されるため、購入者や利用者は建物を選ぶ際の重要な判断材料とすることができます。
省エネ意識の
促進建物のエネルギー消費効率を知ることで、省エネに対する意識が高まります。また、エネルギー効率の高い建物への投資や改修が促進されることが期待されます。
評価基準の
明確化BELSでは、建物の断熱性能やエネルギー消費量など、具体的な基準に基づいて評価が行われます。これにより、建物の省エネ性能を客観的に把握することができます。
BELSの評価は、建物のエネルギー消費効率を数値化し、1つ星から5つ星で表示されます。星の数が多いほど、省エネ性能が高いと評価される仕組みです。この評価を通じて、建物の省エネ性能を一般に広く伝えることが可能となり、省エネルギー対策への意識向上が期待されます。
ZEHの目標は、年間のエネルギー消費量を実質ゼロにし、地球温暖化対策に貢献することにあります。そのため、BELSのような省エネ性能評価と比較して、ZEHはより高いエネルギー削減を目指しています。長期優良住宅とは異なり、特にエネルギー削減に特化している点が大きな違いです。
項目 | ZEH | 長期優良住宅 | BELS |
---|---|---|---|
目的 | 年間のエネルギー消費量を 実質ゼロにする | 長期間にわたる 快適な居住と維持保全 | 建物の省エネ性能を評価・表示 |
基準 | ・省エネ ・消費エネルギー ・創エネ | ・耐久性 ・居住環境 ・維持保全 | 省エネ性能の客観的評価 |
エネルギー削減 | 100%以上の削減を目指す | 一次エネルギー消費量等級6 | 一次エネルギーの削減基準は 約20% |
特徵 | ・エネルギー自給自足を目指す ・創エネを活用 | ・長期的な快適性と安全性を重視 ・維持保全が必須 | ・エネルギー消費効率のラベル表 示 ・省エネ性能の向上促進 |
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