![パッシブ換気はカビが気になる!?](https://takeguchigumi.com/wp-content/themes/common/assets/images/common/load.png)
column2025.01.29
ページコンテンツ
皆さんは、住宅に発生する“カビ”が気になったことはありませんか?
掃除はしているのに湿気が溜まり、カビが発生してしまうことがありますよね。そのカビを放置していると健康に悪影響を与えてしまうため、湿気・カビの対策として“換気”が重要になります。
そこで今回は、自然の力を利用したパッシブ換気と湿気・カビ対策について説明していきます!
まずはパッシブ換気の仕組みについて簡単に説明します!
パッシブ換気(自然換気)は、機械的な設備を使わずに、自然の力のみを使って24時間換気を行います。“暖かい空気は軽くなり上昇し、冷たい空気は下に沈む”という温度差換気を利用します。
写真のように、”室内の湿気や汚れた空気を外に排出し、外の新鮮な空気を取り入れる“ことで、空気は自然に循環し換気されます。自然換気のため、電力は使用せずに室内の空気を入れ替えることができます。電気代の削減になり、家計への負担が減りますね!
カビは湿度が高い環境を好みますが、実は住宅のカビが発生する条件は1つではありません・・・
カビはいくつかの要因が関わり、発生しているのです。それではどのような条件があるのか見ていきましょう!
カビの胞子が発芽し、成長を始める湿度は60%以上になります。特に冬季など、“室内が暖かく、外は寒い”という、室内外の温度差が大きい時に結露が多く見られます。
“窓やサッシ周りに水滴がついて悩まされた“という方もいるのではないでしょうか。窓や壁に結露が発生すると、その水分がカビの栄養源となります。また、台所、浴室、洗濯物の室内干しなどは、室内の湿度を高める主な原因となり、カビの発生を助長させます。
カビは暖かい環境を好み、20℃~30℃程度の温度でよく成長します。室内が暖かすぎると湿気が溜まりやすく、カビの発生を促進します。冬に暖房を使用すると、急な温度変化により結露が発生しやすくなり、カビの発生原因となります。
カビは、木材・壁紙・カーペット・ほこりなど有機物を栄養源として成長します。これらの素材が湿気を含んでいると、カビの成長を助長します。
また、“テーブルや床などに食べかすを落としてしまった”なんて経験がある方もいますよね。そんな汚れもカビの栄養源となります。汚れた場所に湿気が加わることで、カビの成長を促進することがあります。
住宅にカビが発生する条件について説明をしてきました。ではパッシブ換気はカビが発生するのでしょうか?ここではカビのリスクについて説明します!
パッシブ換気は自然の力で換気を行います。そのため、設計が難しく換気システムが適切に機能しない場合、十分な換気ができなくなります。そうすると、湿気が室内にこもりやすく、カビが繁殖しやすい環境が作られてしまいます。
パッシブ換気の設計が不十分だと、外と室内の温度差により結露が発生することがあります。また、結露が発生すると“湿気が建材や家具に吸収され、その場所でカビが繁殖する”なんてことがあります。窓のサッシは、結露やカビが発生しやすい箇所ですよね。
雨の日や梅雨時期の湿度は外だけでなく、室内も高くなります。これは外からの湿気を家の中に取り込んでしまうためです。室内環境を快適に保つためには、湿気を外に排出する必要があります。しかし、湿気の排出が不十分だとカビのリスクが高まり、腐食の原因になります。
パッシブ換気のカビリスクを防止するためには、どのような対策を取ればいいのでしょうか?ここでは、竹口ホームでの対策をご紹介します!
パッシブ換気を効果的に機能させるためには、建物の設計段階から“適切な換気口や通気口の配置”が必要です。
竹口ホームでは、パッシブ換気住宅を多数建設しており、全て1級建築士が設計を行っています。また、長年竹口ホームで腕を磨いてきた経験豊富な大工が在籍しています。
竹口ホームの公式HPには、“多数の施工事例とお客様へのインタビューを掲載”していますのでチェックしてみてください!
カビを防ぐためには、室内の湿度を適切に管理することも欠かせません。室内の湿度を管理するために湿度計を使うなど、湿度が高くなる前に対策をすることが大切です。
例えば、湿度が60%以上になる前に除湿器を使用することも有効ですよ!
竹口ホームでは、こちらの排気グリルを使用して換気量を制御しています。
この排気グリルに内蔵されたナイロンリボンが室内の湿度を感知することで、自動で排気口を開閉します。なんと、機械や電気は一切使用していません!
また、必要に応じて換気量を調整するため、過剰な換気を防ぐこともできます!とても“エコで経済的”ですよね!
建物の断熱性能を向上させることは、温度差による結露を防ぐためには効果的です。内と外の温度差をなくすことで、結露の発生を抑制することができます。そのために、結露が発生しやすい開口部(窓など)の断熱性を高めることは重要です。
窓断熱の例として、ペアガラスやトリプルガラスを採用し、結露を防止する方法もあります。特に、冬場は室内の暖房によって温度差が生じやすいため、適切な断熱と換気が重要になります。
竹口ホームでは、窓に断熱効果の高い“トリプルガラス”を標準で使用しています。
外気温の影響を受けにくく、“冬は暖かく、夏は涼しく”室内を保つことができ、冷暖房効率が向上します。光熱費の削減や省エネにもつながりますね!
また、竹口ホームでは床下に炭を塗ることで防腐・防虫・防湿処理を行っています。炭には湿気を吸収する特性があります。床下が乾燥状態になることで、土台や床組みが長持ちし、カビやシロアリの発生の予防に役立ちます!
パッシブ換気はエネルギー効率が高く、環境に優しい換気方法です。長期優良住宅や省エネ住宅において広く使用されています。
総じて、パッシブ換気自体がカビを引き起こすわけではありませんが、適切に設計されていない場合は換気が不十分になるため、湿気が室内にこもり、カビの発生リスクが高まる可能性があります。
ですが、換気口や通気口の配置、断熱性の向上などの対策を講じることで、カビのリスクを軽減することができます。パッシブ換気は、適切な設計と管理を行うことでカビの発生を防ぎ、健康的で快適な室内環境を維持するために有効な手段となるのです。
竹口ホームでは、1級建築士がお客様のご要望を丁寧にヒアリングします。また、自社大工と連携を取りながら1棟1棟心を込めて、お客様の家づくりへの想いを形にしています。
⇩竹口ホームの公式HPはこちら⇩
お家でじっくり検討したい方はぜひ、
ご活用ください。
TEL.0123-25-5441
【営業時間】8:00~17:30
【定休日】日曜日、第2・4土曜日
電話する