ZEH住宅について
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ZEH住宅について

column2025.04.04

ZEH住宅について

省エネルギー化が進む世の中で、省エネ住宅の普及が進んでいます。

省エネについて関心も高まり、光熱費を抑えられる省エネ住宅で快適に暮らしていきたい人が増えてきています。そんな省エネ住宅の一つとして「ZEH(ゼッチ)住宅」というものがあります。

初めて聞く方も多いと思います。今回はこの「ZEH(ゼッチ)」について説明していきます。

そもそもZEHって何?

ZEHとは

ZEH(ゼッチ)は「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(Net Zero Energy House)」の略称で、省エネ性能を高め、住宅で消費するエネルギーを可能な限り削減し、再生可能エネルギーで補うことで、年間のエネルギー収支をゼロにする住宅のことを指します。日本では、環境負荷の軽減やエネルギー自給率向上を目指し、ZEHの普及が進められています。

ZEHが生まれた経緯

ZEHは、地球環境問題やエネルギー問題を背景に、持続可能な建築のあり方を探る中で生まれました。省エネルギー技術と再生可能エネルギーの活用を融合した住宅として、未来の住まいのスタンダードとなりつつあります。現在もその普及は進行中であり、次世代の住宅技術と共にさらなる進化が期待されています。

ZEHの特徴

ZEH住宅にはどういった特徴があるのか、大きく2つに分けて説明してきます。

1. 高断熱性・高効率設備の採用

ZEH住宅は、住宅全体の断熱性能を向上させることが基本です。断熱材の使用や高性能窓(ペア・トリプルガラス等)の導入により、外気の影響を抑え、室内の温度を効率よく保つことができます。これにより、冷暖房のエネルギー消費が大幅に削減されます。

省エネ性能を高めるため、以下のような高効率設備が導入されます。

  • 高効率エアコンやヒートポンプ給湯器(例:エコキュート)
  • LED照明
  • エネルギーマネジメントシステム(HEMS)によるエネルギー使用量の可視化と最適化

2. 再生可能エネルギーの活用で年間エネルギー収支のゼロ化

ZEH住宅では、太陽光発電システムが多く導入されます。発電した電力を住宅内で消費し、余った電力を売電する仕組みも一般的です。また、家庭用蓄電池を設置することで、夜間や災害時にも電力を使用できます。

ZEHの目標は、「創エネ(エネルギーを作る)」「省エネ(エネルギーを削減する)」を組み合わせて年間エネルギー収支をゼロにすることです。これにより、環境負荷を軽減し、エネルギーの自給自足を可能にします。

ZEHのメリット

1. 光熱費の削減

省エネ性能が高いため、冷暖房や照明などにかかるエネルギー消費が抑えられ、光熱費の負担を軽減できますまた、太陽光発電で得た電力を使用することで、電気代をさらに削減可能です。初期投資は必要ですが、電力を自給自足することで、月々の電気料金が削減され、長期的に経済的メリットが得られます。

2. 環境負荷の軽減

エネルギー使用量を削減し、再生可能エネルギーを活用することで、二酸化炭素(CO2)の排出量を削減します。これは、地球温暖化対策に大きく貢献します。自然エネルギーを利用し、将来のエネルギー資源の枯渇リスクを軽減します

3. 快適な室内環境と災害への安心感

高断熱・高気密設計により、冬は暖かく夏は涼しい快適な住環境を実現できます。季節を問わず快適に過ごすことができますまた、結露やカビの発生を防ぎ、健康的な室内環境を維持する効果もあります。

また、太陽光発電システムや蓄電池の導入により、停電時にも一定の電力を確保できます。これにより、災害時の生活の安定性が向上します。多くのZEH住宅は耐震性も重視して設計されています

4.補助金や税制の優遇

日本ではZEH導入を推進するための補助金制度があります。例えば、子育て世帯を対象とした国土交通省と環境省の連携による「子育てグリーン住宅支援事業」もその一つです。補助金を受け取ることができれば初期費用の負担を軽減できます。ZEHの認定から補助金の申請は契約する住宅会社が行いますので、安心してください。

また、一部地域では税制優遇(住宅ローン控除や固定資産税の軽減等)が受けられることもあります。お住まいの地域が対象か確認をしておきましょう。

ZEHの種類

ZEHにはさまざまな種類があり、建築物の用途や規模に応じて分類されています。それぞれの特徴を以下に解説します。

1. ZEH(標準型ZEH)

最も基本的なZEHで、主に戸建て住宅を対象としています。以下の条件を満たす必要があります。

  • 省エネルギー性能:高断熱・高気密を実現し、冷暖房や給湯、照明のエネルギー消費を削減。
  • 再生可能エネルギーの導入:太陽光発電システムや家庭用蓄電池の設置。
  • エネルギー収支:年間のエネルギー消費量をゼロ以下に抑える。

2. ZEH+(ゼッチプラス)

標準型ZEHをさらに進化させたもので、次世代の省エネルギー基準を取り入れた住宅です。
特徴は以下の通り:

  • さらなる省エネ性能:より高度な断熱性能や最新の高効率設備を採用。
  • 自立性の強化:蓄電池を用いたエネルギー自給率の向上や災害時の電力供給能力。
  • 快適性の向上:AIやIoT技術を活用したエネルギーマネジメントシステム(HEMS)の導入。

3. Nearly ZEH(ニアリーゼッチ)

ZEH基準をほぼ達成している住宅ですが、再生可能エネルギーによるエネルギー収支がゼロには達していないものを指します。以下が特徴です:

  • 省エネ性能:ZEHと同等の断熱性能や設備を備えている。
  • エネルギー収支:エネルギー消費量の削減率が、75%以上100%未満。(ZEHは100%以上)

4. ZEH Oriented(ゼッチ・オリエンテッド)

再生可能エネルギー設備を必ずしも導入しないタイプのZEHです。特にマンションや集合住宅において、敷地や設備の制約がある場合に採用されることが多いです。太陽光による発電が難しいとされる都市部狭小や多雪地域が主に対象になります。

  • 省エネ性能:断熱性や設備の効率化により、通常の住宅に比べ大幅にエネルギー消費を削減。(ZEH同様)
  • 創エネ設備:必須ではないが、可能であれば導入推奨。

ZEH種類まとめ

ZEHの種類は、住宅や建物の用途、規模、条件に応じて多様化しており、それぞれの特徴に合わせた設計が求められます

標準型のZEHは戸建て住宅に適し、集合住宅や非住宅型のZEHもあります。より特化した性能や用途に対応します。これらの選択肢を活用し、環境負荷を減らしながら快適な生活を実現する取り組みが広がっています。

ZEHの課題

1. 初期費用の高さ

ZEH住宅の建設には、断熱性能を高める工事や再生可能エネルギーシステムの設置が必要で、一般住宅に比べて初期費用が高くなる傾向があります。物価の高騰化もあり費用をかけたくない人も多いと思います。

しかし、補助金制度や光熱費削減効果を考慮すると、長期的には経済的メリットを得られるケースも多いです。

2. 設計や施工の知識不足

ZEHの基準を満たすためには、専門的な知識や技術が必要です。そのため、ZEHに対応した設計・施工が可能な建築会社の選定が重要です。竹口ホームでは1級建築士のもとZEH住宅の建設に携わった経験があります。

また、天候や季節によって太陽光発電量が変動するため、エネルギーの需給バランスを最適化する技術や設備が必要です。それらを考慮した設計・施工が大切になってきます。

まとめ

ZEH住宅は、省エネ・創エネを通じて年間エネルギー収支をゼロにすることを目指した住宅であり、環境への配慮や生活の快適性向上に大きく寄与します。

初期費用の課題はあるものの、補助金制度や技術の進化によっての長期的なメリットもあり、普及が加速しています。今後、ZEH住宅は持続可能な社会の実現に向けて、重要な役割を果たすでしょう。

 

 

 

 

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